メンター制度のススメ 良いメンターになるためのポイント

良いメンターになるためのポイント

メンターとは、簡単に説明すると新入社員の指導を行う先輩社員のことです。メンターになる人は直属の上司のように思えますが、メンターは直接評価を下すような関係性ではありません。新入社員が安心して相談出来るような、信頼関係のもとに成り立つ関係になることが求められます。良いメンターになるには、まず相手に対して興味や関心を持ってあげることです。メンターはその性質上、ただ仕事を教えれば良いわけではありません。相手との信頼関係を構築するためにも、まずは相手のことを知ることが大切です。どんな些細なことでも構わないので、積極的に声掛けを行ってコミュニケーションをとるようにしましょう。

そして2つ目は、相手を話の中心にしてあげることです。メンターとして新入社員と向き合っている時は、相手が主役であることを常に意識することが大切です。教えるという立場から自分の経験を語ることも大事ですが、調子に乗って自分の話をしすぎてしまうことは避けるようにしましょう。相手が話したいと思えるような空気づくりが大切なのです。

最後の3つ目に挙げるのは、助け合いの心を忘れないことです。メンターは上下関係を意識するよりも、相手と対等になって助け合うという意識を持つことが求められます。上からものを言う姿勢ではなく、そっと寄り添い合えるような関係性が理想的です。そのためにも時には相手を頼り、期待に応えてくれたらその成果を褒めるというようなやり取りも必要となってきます。